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『スマホケース』のはじまり

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2020.03.06
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『スマホケース』のはじまり



執筆者:プロダクトデザイナー DARYL


皆さんが今手に持っているスマホにケースは装着していますか?
今の時代、スマホケースは知らず知らずのうちに普及し、端末を新たに購入するたびに必ずと言っていいほどケースや画面保護の強化ガラスをセットで購入されると思います。
しかし、よくよく考えたら、一体いつからスマホケースが一般的に装着されるようになったのでしょうか。
初めての機種はどんなもので何がきっかけだったのでしょうか。

今回はそんなスマホケースのはじまりについてご紹介したいと思います。


■スマホケースの誕生

携帯端末にケースが装着されているのを初めて見たのは2007年、13年前のことでスマホ自体はまだ市場にはほとんど出ておらず、「nokia」一強の時代でした。

当時発表された端末は音楽を聴くことがメインの「nokia5200」(図1)で、そこで初めて端末にケースが装着されていました。
この機種の特徴は、表側がすごく色鮮やかになっていて、mp3プレーヤーの代用として若者の個性をアピールするというコンセプトでした。
そのため、もっと自分のアイデンティティと個性を表現したいということで、ケースが誕生したのです。

そして、当時のスマホは画面がまだ今よりもだいぶ小さかったため、応力に影響されにくく割れにくいものでした。
しかし今では画面が全面に渡っているため、以前よりも割れやすく修理代も高額になってしまっています。
そのため、技術の進化とともに、画面の重要性が上がり、スマホケースが必要となってきました。


携帯電話イメージ1

■スマホの流行と普及

スマホの便利さ、性能がどんどん上がるにつれ、マーケットが広がっていきましたが、特にめざましく広がったのは、やはりiPhoneが誕生してからだと思います。
そしてiPhoneを中心に全面が画面になっている端末が普及したことで画面が大きく、割れるリスクが増え、それを守るためにケースをつけることになっていったのです。

■新しい業界の誕生

2018年の情報で、近隣諸国のスマホ普及率は、中国68%、韓国94%、日本59%というデータが出ています(図2)。
この数字は相当膨大なマーケットであることを表し、スマホの普及に従いスマホケース自体の業界が一大マーケットとして誕生しました。


携帯電話イメージ2

■スマホケースのデザイン

スマホケース業界が誕生したばかりの時、ケースはただ保護するためだけにつけられていました。
何も着けていないよりはとりあえずケースとつけるという考えだったため、今のように特にデザイン性もないシンプルなものを使っている人がほとんどでした。

しかし、ケース自体が普及し一般化するにつれ、審美、機能面などの要求やニーズがだんだん増加し、今ではケースのデザイナーという専門職も必要となりました。
端末の形は決まっているため、限られた条件の下でデザイン力を注入し、今では耐衝撃性に富んだものや見た目を重視したものなど様々なデザインのケースが発売されています。

■最後に

私たちもこれからさらに皆さんのライフスタイルやニーズにあったケースを作るため色々と試行錯誤しデザインしていきたいと思いますので、これかも応援よろしくお願い致します。

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